こんにちは！

北大路東洋鍼灸整骨院の柔道整復師、鍼灸師の伊藤です！！

今回は交通事故の治療と慰謝料は鍼灸整骨院で出来るのか？・・・を説明していきます！

交通事故に遭った際、負傷した部位の治療や精神的苦痛に対する慰謝料の請求は重要な問題です。特に、鍼灸整骨院での治療が対象になるか、慰謝料が支払われるのかは多くの方が疑問に思うポイントです。ここでは、交通事故における鍼灸整骨院での治療と慰謝料の関係について、詳しく説明します。

■ 鍼灸整骨院で交通事故治療は可能か？

結論から言えば、鍼灸整骨院での交通事故治療は可能です。ただし、いくつかの条件や注意点があります。

交通事故によるけがの多くは「むち打ち症」や「捻挫」「打撲」など、整形外科だけでなく、柔道整復師や鍼灸師が対応できる範囲の症状が多いです。鍼灸整骨院では、手技療法（マッサージ・矯正・電気治療など）や鍼灸治療を通じて、痛みやこり、しびれの緩和を図ることができます。

また、整骨院は「柔道整復師」という国家資格を持った施術者が施術を行うため、保険会社からも一定の信頼を得ています。ただし、整骨院によっては交通事故の取り扱いに慣れていないところもあるため、交通事故治療に詳しい整骨院を選ぶことが重要です。

■ 自賠責保険は整骨院での治療費も対象か？

交通事故の治療費は、基本的に**自賠責保険（自動車賠償責任保険）**でカバーされます。これは法律で加入が義務づけられている保険で、被害者の治療費や慰謝料、通院交通費などが補償されます。

自賠責保険では、医師による診断に基づき、整骨院での施術が「治療として必要」と認められれば、施術費用の支払い対象になります。そのため、まずは整形外科などの医療機関を受診し、診断書を取得した上で整骨院での通院を開始するのが望ましい流れです。

保険会社に整骨院への通院希望を伝え、了承を得ることで、整骨院の治療費も保険でまかなえるようになります。

■ 鍼灸整骨院でも慰謝料はもらえるのか？

交通事故による慰謝料は、「入通院慰謝料」として支払われます。これは、事故によって被害者が受けた精神的苦痛に対して支払われるもので、通院日数や治療期間に応じて金額が算出されます。

整骨院での通院も、医師の診断のもと行われており、保険会社が通院の必要性を認めた場合には、慰謝料の対象になります。

一般的には、

• 1日通院ごとに4,300円前後（自賠責基準）
• または、通院期間 × 2 の日数 × 4,300円のいずれか少ない方

という計算で慰謝料が算出されます。

ただし、整骨院の通院だけを長期間続けていると、保険会社から「治療の必要性が薄い」と判断されることもあるため、定期的に整形外科での診察を受け、医師の診断に基づく治療として継続することが重要です。

■ 鍼灸（はり・きゅう）は対象になるか？

鍼灸治療については、柔道整復と比べて保険会社の判断が厳しい傾向があります。基本的には、医師が鍼灸治療を必要と判断し、同意書がある場合に限り、保険適用になるケースが多いです。

そのため、鍼灸治療を希望する場合は、

1. 医師の診察を受け、鍼灸施術が有効と判断される
2. 医師の同意書を取得する
3. 保険会社に治療の内容を説明し、了承を得る

といったプロセスを踏む必要があります。

■ まとめ：交通事故後の整骨院利用と慰謝料について

交通事故後に鍼灸整骨院で治療を受けることは可能であり、適切な手続きを踏めば、自賠責保険で治療費や慰謝料も支払われます。重要なポイントは以下の通りです：

• まず医療機関で診断を受ける
• 整骨院での施術は保険会社の了承が必要
• 鍼灸治療は医師の同意が求められる場合が多い
• 整骨院への通院でも慰謝料は受け取れる
• 医師の診察や診断書を定期的に更新することが重要

整骨院での治療を希望する場合は、交通事故対応に慣れている院を選び、事前に保険会社としっかりと相談することで、スムーズに治療と補償を受けることができます。被害者の権利をしっかり守るためにも、正しい知識と対応を心がけましょう。

詳しくはホームページをご覧ください！

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