《関節からくる腰痛》

腰は解剖学的に腰椎がある場所を腰といいます。腰椎は5つの骨から構成され、骨盤と合わさることで腰といえます。骨と骨の間は関節といわれる構造物になり、この関節で痛みが出ているものを「関節からくる腰痛」といい、代表的なのが「分離症・すべり症・椎間関節症」が当てはまります。

関節からくる腰痛で特徴的なのが『鈍い・だるい痛み』です。

• ・重い

• ・だるい

• ・奥の方で鈍い痛み

• ・痛み言うより気になる

このような症状が当てはまれば関節からくる腰痛かもしれません。

《筋肉からくる腰痛》

腰周辺には多くの筋肉があり、大きくパワーがある筋肉が大半を占めます。それだけ腰は負担がかかり、動きの範囲も広いからといえます。その筋肉が何らかの損傷・機能不全に陥ることにより、腰痛という形で痛みを出します。

筋肉には血管が豊富に存在し、血液が多く流れています。筋肉が損傷したり機能不全がおきると、血流は悪くなりさらには筋肉を栄養することができなくなります。

筋肉からくる腰痛の特徴は『鋭い痛み・動かすと痛みが出る』

• ・刺すような痛み

• ・ズキッとする

• ・前かがみや反る動作で痛みがでる

• ・ぎっくり腰

このような症状があれば筋肉からくる腰痛かもしれません。

腰痛はこの二つからくることがほとんどで、この特徴さえ分かっていれば原因の特定もしやすくなります。

原因さえわかれば施術方法も決まってくるので、原因はとても大切といえます。

当院で行う検査方法

1. 姿勢とバランスのチェック
まず立位で正面・側面・後方の姿勢を観察し、肩や骨盤の高さ、背骨のゆがみ（猫背・反り腰など）を総合的に確認します。さらに歩行や立ち方のクセ、左右の脚長差を簡易的にチェックし、身体全体のバランスの崩れや生活習慣による負荷を把握します。

2. 関節の可動域テスト
股関節・腰・首・肩など主要な関節を、ゆっくりと動かしてもらいながら可動域を測定。左右の動きや可動域の広さ・狭さ、痛みの有無を細かくチェックすることで、どの関節や筋肉が制限されているかを特定します。

3. 触診による筋・骨の状態確認
骨盤周囲や肩関節、手首・膝などの関節まわりを手で軽く押して、硬さ・張り・炎症サインを探ります。筋肉の緊張やトリガーポイント（痛みの引き金となる部位）の有無を触覚で捉え、問題箇所をピンポイントで見つけ出します。

4. 神経症状のスクリーニング
首や腰を特定の角度に動かしたり、軽い圧迫や引き伸ばしを加え、しびれや放散痛、だるさなどの神経症状が誘発されるかを確認。動きに伴う症状の出現パターンから、神経根や坐骨神経などの圧迫・炎症の可能性を絞り込みます。

5. 東洋医学的な体質評価
お腹（腹部）に手を当てて硬さ・冷え・拍動を感じ取り、内臓や自律神経の状態を診断します。合わせて手首で脈を触れ（脈診）、舌の色や舌苔（ぜったい）の状態を観察し、「気・血・水」のバランスや虚実のタイプを判定します。

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これらの検査を組み合わせ、痛みや不調の原因を多角的に分析したうえで、最適な施術プランをご提案します。
→ 詳しい検査方法の詳細はこちら

超音波施術

超音波施術は、専用の機器を使って、筋肉や関節、靭帯などの深部組織に音波や電気の刺激を与えることで、痛みやこわばりを和らげ、回復をサポートする施術です。手では届きにくい体の奥の組織にまで刺激を届けられるのが大きな特長で、スポーツによるケガや慢性的な不調など、幅広いケースに対応しています。

1秒間に100〜300万回の振動を与える「ミクロマッサージ作用」により、細かい細胞レベルの刺激を届けることで、筋肉の緊張やむくみを和らげたり、関節の動きをスムーズにしたりすることが可能です。
また、150V以上の電気刺激（ハイボルテージ）を使うことで、深部までしっかりとアプローチし、不快感の軽減や回復力の促進も目指します。
さらに、音波の振動が発する「温熱効果」によって、血流が良くなり、慢性的なだるさや筋肉の張り感が軽くなったり、組織の柔軟性が高まったりすることもあります。
痛みがある場合や、運動後の張り、回復のサポートが必要なときには、電気の設定を切り替えながら、刺激の強さや深さを調整して使用します。
施術の際は、患部に専用のジェルを塗り、機器の先端（プローブ）をゆっくりと滑らせながら照射していきます。症状に応じて、関節を動かしながら行うこともありますので、より実際の動きに近い状態でのアプローチが可能です。
急性の痛みから慢性的な違和感まで、幅広い不調に対して“届きにくいところまで届ける”サポート施術として活用されています。

手技療法（マッサージ）

当院の手技療法は、筋肉・筋膜・関節といった身体の組織に対して、解剖学的な知識をもとに行う本格的な施術です。
表層の筋肉だけでなく、コリやハリの原因となる深層筋にも的確にアプローチし、全身のバランスを整えていきます。
指や手のひらで筋肉の流れに沿って圧をかけ、筋肉の緊張をゆるめながら、血流やリンパの流れを促進。

これにより、慢性的な肩こりや腰の重さ、背中のハリなどがやわらぎ、身体全体の動かしやすさや軽さが実感できるようになります。
また、施術中はお一人おひとりの状態に合わせて、ツボへの刺激や筋膜のリリースといった手法も取り入れます。これにより、神経の働きがスムーズになり、首・肩まわりの可動域が広がったり、眼精疲労や睡眠の質にも良い影響が現れるケースがあります。
「なんとなく身体がだるい」「疲れが抜けにくい」「肩や腰がいつも重たい」など、原因がはっきりしない不調にも幅広く対応できるのが特長です。単なるリラクゼーションではなく、日常生活の不快感や違和感にしっかり向き合うマッサージとして、多くの方にご利用いただいています。

永田式 背骨・骨盤全身矯正

永田式の矯正プログラムは、「骨盤」「背骨」という身体の土台部分に注目し、全身の構造バランスを根本から整えることを目的とした施術です。
姿勢のクセや筋力の左右差、デスクワークやスマホ使用による前傾姿勢、さらには産後の体の変化など、現代人の多くが抱える「ゆがみ」に対して、安全でやさしい矯正法を用いてアプローチします。

当院では、いわゆる“バキバキ”“ぽきぽき”と鳴らすような刺激のある矯正を基本としています。ただし、その刺激が怖い・苦手という方には、身体の状態に合わせたソフトな調整も行っており、無理のない範囲で施術を進めていきます。
骨格のアライメント（並び）を整えるだけでなく、必要に応じて筋肉や関節への手技も組み合わせることで、身体全体の協調性を引き出す施術です。
骨盤や背骨のゆがみが整うと、姿勢が自然と正され、呼吸が深くなったり、立ち座りの動作がスムーズになったりする変化が見られることもあります。また、自律神経のバランスが整いやすくなり、不眠や疲れやすさ、頭の重さといった症状の改善が期待できるのも特長の一つです。
「猫背が気になる」「出産後から体調が安定しない」「左右の肩の高さが違う」「慢性的に腰や膝が重い」など、身体の歪みや不調を感じている方に、ぜひ受けていただきたい施術です。

鍼灸施術

鍼灸施術は、東洋医学の考えに基づき、身体のバランスを整えながら不調の改善を目指す伝統的な手法です。専用の「鍼（はり）」や「お灸」を使って、体表にあるツボ（経穴）を刺激することで、めぐりを促し、心身の不調にやさしく働きかけます。
使用する鍼は、髪の毛ほどの細さで、注射針とはまったく異なるやわらかい刺激が特徴です。

多くの方が「思ったより痛くなかった」「むしろ心地よかった」と感じられるほどで、リラックスした状態で受けていただけます。
お灸は、もぐさ（艾）を使って温かさを与えるもので、じんわりとした熱が体に心地よく伝わり、冷えや緊張のある部分にも穏やかに作用します。
鍼灸は、もともと人に備わっている「自分で整える力（自然回復力）」や「めぐりの調整機能」を高めるとされており、関節の違和感や冷え、しびれ、緊張性の頭痛や不眠、生理痛など、さまざまな不調に幅広く対応しています。世界保健機関（WHO）でも多くの症状に対して鍼灸の有用性が認められており、慢性的な悩みを抱える方にも安心して受けていただける施術です。
また、当院では使い捨て（ディスポーザブル）の鍼を使用し、毎回必ず新しいものに交換しています。さらに衛生面に配慮し、施術前の鍼はすべて専用の滅菌保管庫で管理。安心・安全な環境で、心地よく施術を受けていただけるよう徹底しています。
「なんとなく体が整わない」「薬に頼らずにバランスを整えたい」そんな方にもおすすめの自然派ケアです。

腰痛の施術方法は原因にもあるように、関節・筋肉のどちらが原因かによって変わります。

《関節が原因の腰痛》

関節からくる腰痛の場合は骨盤や腰椎がズレていたり、歪んでいたりします。

ズレや歪みがあると関節の動きは悪くなりさらに痛みが取れにくくなるといった悪循環になり長く腰痛と付き合っていかなくてはいけなくなります。

骨盤矯正は骨盤や腰椎の関節の動きを良くし、人本来の動きの関節にします。

そうすることで動きはよくなり痛みが減っていき腰痛が出ることも防げます。

～ズレやすい生活動作～

• ・座っているときに足を組む
• ・片方ばかりに荷物を持つ、肩にかける
• ・じっとしている時間が長い
• ・左右どちらかに体重が乗っている状態が長い

京都市北区の北大路東洋鍼灸整骨院ではそんな関節からくる腰痛には➡骨盤矯正

骨盤矯正は瞬間的に骨盤や背骨のゆがみを治し、本来の位置にすることで関節の動きを良くしていくことができます。

ポキポキされる矯正が苦手・怖い方は安心してください。

ポキポキ鳴らないソフトな矯正もございます。

《筋肉が原因の腰痛》

筋肉からくる腰痛の場合は筋肉の繊維が傷ついていたり、切れていたり、筋肉が緊張状態にあることで痛みが出ます。

そのため筋肉に直接刺激を入れることができる鍼灸治療や、超音波治療で腰痛を治します。

鍼灸治療や超音波治療は筋肉の損傷の回復を早め、血流が大幅に上がることで、筋肉の緊張状態を和らげる効果があります。さらに血流が上がると治してくれる組織が活性化し、酸素などの栄養を傷ついている部分にまで運んでくれるので、治癒力が上がります。

～筋肉に負担がかかる日常動作～

• ・筋肉を使いすぎ

• ・疲労が取れていない

• ・冷えている

• ・睡眠不足

• ・イライラしている

京都市北区の北大路東洋鍼灸整骨院ではそんな筋肉からくる腰痛には➡鍼灸治療・超音波

鍼灸治療は腰痛のある部分にだけするのではなく、全身に腰痛のツボが存在するのでそれらを使いながらも治療を行います。

京都市北区の北大路東洋鍼灸整骨院では腰痛を治していくうえで大切にしていることがあります。

①なぜ腰痛が出たのかを理解していただく

私たち治療者だけが腰痛を理解しても、腰痛が出ているの皆さんのお体です。なので腰痛が出ている皆さんにも腰痛を理解していただき治療に臨んでもらうことで、効果も変わってきます。

②腰痛が治っても再発しないようにメンテナンスを行う

腰痛は痛みがなくなれば終わりではありません。痛みが出た原因から、今後どのようにしたら痛みが再発しないかを考え、再発しないお体を作っていくことで、本当に腰痛が治ったといえます。

メンテナンス方法やセルフケア指導などはお体の状態によって変わりますので、スタッフが状態を把握したうえでご指導ご提案させていただけるかと思います。

現在日本では2,800万人（人口の1/4）の方が腰痛で悩んでおられます。(厚生労働省2015年国民生活基礎調査)

四足歩行から二足歩行になった段階で構造上、腰に負担がかかることは仕方ありません。

昨今デスクワークや立ち続けることが多かったりと同一姿勢が続くことで腰の負担も増しているといわれています。

寝ているときも同じ姿勢になるので、一日の半分以上が腰に負担がかかることになり、腰痛は国民病といっても過言ではありません。

京都市北区の北大路東洋鍼灸整骨院ではそのような腰痛に対して原因から探し、その原因から施術を行います。それを患者様に説明することも怠りません。

私たち施術者だけが腰痛を改善させていくのではなく、患者様も理解していただき一緒に腰痛を改善させていくことを大切にしております。

京都市北区の北大路東洋鍼灸整骨院では長年のつらい腰痛や、腰痛によってさまざまな支障が出ている方が早期に改善することを目標とし、少しでもお力になれるようさまざまなアプローチをして腰痛を改善させ、腰痛の無い生活を送れるようにサポートしていきます。

腰痛でお困りの方は一度ご相談ください。

Q.子供の抱っこをしていて腰が痛くなりました。抱っこはやめられませんが腰痛は改善できますか？

A.改善できます。
腰痛の根源を徹底的に探り出し、見極めた上で適切な施術を行うと腰痛は改善可能です。
北大路東洋鍼灸整骨院では施術の幅も広い為、患者様に合わせた施術をご提案させて頂くことができ、早期回復を実現いたします。

Q.介護職でよく中腰になります。
腰痛の予防も整骨院でできますか？

A.できます。
北大路東洋鍼灸整骨院では、症状を改善させることはもちろん、その後の再発を防ぐ施術も行っております。
予防を行うことでお仕事の快適化も実現できます。