膝は外側から皮膚→脂肪→筋肉→靭帯→関節包→半月板→軟骨→関節（骨）といった構造順になっておりかなり複雑な構造をしております。

動きも曲げ伸ばしだけでなく、少し捻りが入ったりと単純ではありません。

それだけ重要な場所、もしくは負担のかかりやすい場所になります。

構造上負担のかかりやすい場所に痛みが出ると、どこが傷んでいるかを見つけるところから始めなくては行けません。

半月板や靭帯の断裂などは病院へ行き手術をしなくてはいけないようなケガになりますが、それらは問題なく、「膝の筋肉が痛い」「関節の中の方が痛い」「膝の内側が痛い」といった痛みがある場合は京都市北区の北大路東洋鍼灸整骨院でも施術が可能ですし、手術も必要がありません。

膝の痛みで一番多いのが関節の炎症。どこかに炎症が起きていると痛みが出るのですが、膝は関節内に起きやすいです。

そのため炎症部分に施術を行うことが難しくなり時間がかかるのと、炎症の範囲が広がっていることが多いので痛みも引きにくいとされています。

また炎症は骨の際にくっついているようなもので、膝を動かした際に角度によっては中に引っ込んだり出てきたりと痛みが出るときと出ないときが出てきます。

そのため、どこが痛むかと聞かれても、はっきりとココと言うことが難しくなってきます。

膝の痛みの発信源は炎症になります。その炎症の場所によって施術方法が変わってきますので一つ一つご紹介します

～膝の関節の中の方が痛む～

関節の中、もしくは関節のふちに炎症が起きているということになりますので、その部分に炎症を取り除く施術を行います。

炎症を取り除くにはハイボルテージや、鍼灸施術を行いますが、炎症の大きさや範囲、痛みの程度により施術内容を変えます。

ハイボルテージ：炎症の範囲が広ければ鍼灸のようにピンポイントで施術するには効率が悪いので、ハイボルテージを使用します。

ハイボルテージの効果の一つに炎症除去作用がありますので、膝痛の炎症も引いていきやすいです。

鍼灸：炎症の範囲が小さくなってきたら、鍼灸でも狙いやすくなるのでそのタイミングで鍼灸を行います。

～膝周辺の筋肉が痛む～

膝の周りには大きな筋肉が多数存在し、さらに動きを微調整する細かい筋肉もあります。

複雑な筋肉が入り組んでいるので、筋肉全体を緩めることで症状緩和につながります。

鍼灸：鍼灸により筋肉の筋緊張緩和を目的とし、さらには全身のツボも使用します。その際、痛みをかばうように動くため、膝以外の筋肉も緊張しやすいので、全身の鍼灸では僧居たt場所に対しても施術し、膝痛の治りを早めます。

ハイボルテージ：ハイボルテージも筋肉を緩めることができるので、固まっている筋肉、特にコリが一番きつく出ている場所（硬結）に当てます。

膝痛がある方は必ずと言っていいほど筋肉がうまく使えていません。

動きの悪さから膝痛がでたり、治りの悪さを助長したりしますので、筋肉がしっかり使えて、動きがスムーズになることが大切になります。

そんな筋肉を使えるようにするには

☆大腿四頭筋のトレーニング

仰向けで寝た状態で膝の下にクッションを入れます（タオルを重ねたり座布団でもOK）

そのクッションを膝の裏で押しつぶすように力を入れます。

そうすると太ももの前の筋肉（大腿四頭筋）を使うことになり、簡単にトレーニングができます。

※力を入れたときに、かかとが床から浮かないように力を入れましょう。

☆スクワット

立ったままひざを　曲げていきお尻が膝の位置に来たらそこまででオッケー。

最後までお尻を落とすと膝の負担が大きくなるので、膝痛がある方に関してはお尻を落とし切らないスクワットをしましょう。

膝痛はそんなにすぐには痛みが取れにくいことがほとんどです。

整形外科で注射をしても良くならなかった、どこに行っても変わらなかった、そういう方が多いと思います。

膝痛はやみくもに施術しても良くなりません。しっかり原因に足して施術行わなければ改善はしません。

ですが、膝痛は時間がかかります。なので「なかなか良くならない」「いつ治るの」という気持ちになってしまいます。

京都市北区の北大路東洋鍼灸整骨院ではそのようなお気持ちも汲み取り施術を行います。

皆様もすぐによくなるというより、根気強く施術を続けるという気持ちの方がいいかと思います。

京都市北区の北大路東洋鍼灸整骨院では膝痛の方を多く診てきており、いろいろな症例も見ております。痛みの原因をしっかりと特定し、それに対して施術を行いますので、今回の膝痛こそは治し切れるようにサポートさせていただきます。

・膝の痛みがある時は運動した方が良い？安静にした方が良い？

もちろん安静にした方が良いです。しかし安静にしすぎると血流が悪くなりそれも筋肉が硬くなってしまう原因となります。
適度な運動も必要にはなりますので、膝の状態に応じて運動レベルもご相談させて頂いております。

・冷やした方が良い？温めた方が良い？

場合によって異なります。
まず冷やす場合はよく歩いた後やスポーツをした後に痛みがある時です。
炎症が起こり熱を持ちやすい為、冷やす方が痛みが緩和されます。
温める場合は慢性的な痛みや冷えによって症状が悪化している時です。
慢性的な症状は患部の血行不良によって起こる場合が多い為、患部を温めて血行を促進させることで痛みが緩和されます。