外反母趾は足の親指が外側を向く一種の変形になります。

外反母趾になりやすい方は、「ヒールをよく履く」「靴のサイズがあっていない」「足の筋力が弱い」というような方です。

• ・靴が小さいなどで、足の親指が靴の中で曲がっている状態が続くと親指の逃げ道として、外側に向いていきます。それが毎日履く靴でしたら、毎日少しづつ変形は進んでいきます。

• ・ヒールはサイズがあっていても、足先へ向かって斜めになるので、足先の方に体重がずれていきます。そのずれのせいで、親指が曲がる状態になり親指の逃げ道として、外側へ向きます。

• ・足の親指には筋肉がついています。その筋肉が張り詰めているので、普段から変形を食い止めれているのですが、筋力が弱いと食い止めることができずに変形が進んでいきます。

他にも原因はありますが、代表的なのはこういったものでしょう。

外反母趾の痛みはそもそも、変形が原因ではありません。

『変形によって負担のかかった筋肉』が痛みの発信源です。

もちろん極度の変形があると、骨同士がぶつかることによる痛みはありますが、その状態は手術が必要にあるので、今回は横に置いておきます。

先ほどの変形が進む原因によって筋肉にも負担がかかります。

その筋肉が痛みを発しているので、施術方法としては筋肉に対しての施術が必要です。

外反母趾からくる痛みをどうにかしたい。という方は症状を治していきますが、変形をどうしても治したい。という方は病院で手術をおススメします。

外反母趾によって引き延ばされている筋肉に対して施術を行います。

ハイボルテージ

ハイボルテージによって固くなっている筋肉に柔らかさを作り、さらに変形によって関節が狭くなっている部分の炎症を除去する効果があります。

外反母趾テーピング

テーピングによって外反母趾の痛みが治るわけではありませんが、外反母趾の痛みを一時的にマシにすることはできます。

施術をしていく中で、痛みのない状態を長く作ることも必要になりますので、症状や程度、今後の予定をみながらテーピングも行います。

《外反母趾を予防しておこう》

外反母趾にならないように簡単な予防方法をご紹介

タオルギャザー

足の下にタオルを敷き、指でタオルを手繰り寄せるようにします。

タオルギャザーによって指の筋肉を意識的に使うことになるので、外反母趾の予防につながります。

・外反母趾になると腫れたり赤くなったりするのはなぜですか？

外反母趾になったところは炎症が起こっています。その炎症から腫れや赤みが出る場合があります。

・10代でも外反母趾になるの？

10代でも発症する場合もあります。
10代は成長期なので、足の大きさも変わってきます。足が大きくなっているのに靴のサイズを変えず履いていると外反母趾の原因になってしまいます。