薬に頼りたくない頭痛
- 薬を服用しすぎて効き目が薄くなってきた
- 頭痛薬を服用した後がしんどくなる
- 薬の回数を減らしたいが、薬以外の治療法を知らない
皆さん頭痛のご経験はありますか?
気温の変化・悪天候時・ストレス・風邪・疲労の蓄積など、頭痛が起こる原因は日常に沢山転がっています。
頭痛を鎮めようと市販薬や病院で薬の処方をされる方はたくさんいらっしゃると思います。
しかし、薬の効き目が弱くなったり、薬を服用しないと頭痛が抑えられない体になってしまったりといいことばかりではないのも事実です。
このページでは『薬に頼らない治療法』について詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
頭痛の種類と人口|北大路東洋鍼灸整骨院
頭痛は多くの人々が経験する症状であり、そのタイプや原因は多岐にわたります。
主に「一次性頭痛」と「二次性頭痛」の2つに分類されます。
一次性頭痛は、特定の疾患が原因ではなく、頭痛そのものが病気とされるものです。
代表的なものには以下の3つがあります。
1. 片頭痛
頭の片側または両側が脈打つようにズキズキと痛むのが特徴です。
痛みは数時間から数日続くことがあり、吐き気や嘔吐、光や音に対する過敏症状を伴うこともあります。ストレスや睡眠不足、ホルモンの変動などが誘因となることがあります。
2. 緊張型頭痛
頭全体が締めつけられるような鈍い痛みが特徴で、肩こりや首のこりを伴うことが多いです。
長時間のデスクワークやストレス、姿勢の悪さなどが原因とされています。
3. 群発頭痛
片側の目の奥に激しい痛みが生じ、涙や鼻水が出ることがあります。
一定の期間(群発期)に毎日のように同じ時間帯に発作が起こるのが特徴です。
男性に多く見られます。
二次性頭痛は、他の疾患が原因で発生する頭痛です。
例えば、くも膜下出血や脳腫瘍、髄膜炎などが挙げられます。これらは命に関わる可能性があるため、突然の激しい頭痛や、これまでに経験したことのない頭痛が生じた場合は、速やかに受診されることをお勧めします。
頭痛で悩んでいる人は世界中に多くいます。日本では、約4000万人が何らかの頭痛を経験していると推計されています。これは日本人の約3人に1人に相当します。
特に、慢性的な頭痛である片頭痛は約840万人、緊張型頭痛はさらに多くの人が経験するとされています。また、より深刻な群発頭痛は患者数は少ないものの、強い痛みを伴うため生活に大きな影響を与えます。
世界的に見ると、約10億人以上が片頭痛を経験しており、頭痛は最も一般的な神経疾患の一つとされています。特に女性はホルモンの影響で片頭痛のリスクが高いと言われています。
頭痛薬の副作用・リスク|北大路東洋鍼灸整骨院
頭痛薬の副作用やリスクについて
頭痛薬は症状を和らげるために有効ですが、適切に使用しないと副作用やリスクを伴うことがあります。特に、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、トリプタン系薬剤、エルゴタミン製剤などは、それぞれ異なる副作用を持っています。
1. NSAIDs(ロキソニン・イブプロフェンなど)
これらは一般的な鎮痛薬ですが、長期間の使用や空腹時の服用により、胃痛や胃潰瘍、腎機能の低下を引き起こす可能性があります。また、血流を抑制する作用があるため、高血圧や心疾患のある人は注意が必要です。
2. トリプタン系薬剤(スマトリプタン・リザトリプタンなど)
片頭痛の特効薬ですが、血管を収縮させるため、動悸や胸の圧迫感を感じることがあります。特に、心疾患や高血圧の人はリスクが高まるため、医師の指示のもとで使用する必要があります。
3. エルゴタミン製剤
血管収縮作用が強く、過剰に摂取すると手足のしびれや血行障害が起こる可能性があります。また、習慣的に服用すると効果が低下し、薬物乱用頭痛を引き起こすこともあります。
4. 薬物乱用頭痛のリスク
痛み止めを頻繁に使用すると、体が薬に依存し、頭痛の頻度が増えることがあります。特に、月に10日以上鎮痛薬を服用すると、薬物乱用頭痛のリスクが高まるとされています。
頭痛薬は適切な使用が重要です。自己判断での乱用を避け、医師や薬剤師と相談しながら使用しましょう。
東洋医学に基づいた『薬に頼らない治療法』|北大路東洋鍼灸整骨院
薬に頼らない治療法として、鍼灸や整体、漢方薬などの東洋医学的アプローチが注目されています。
これらの方法は東洋医学と呼ばれ、体の自然治癒力を高め、症状の根本的な改善を目指すものです。
【鍼灸】
①筋肉の緊張を和らげる
肩や首のコリが原因で起こる緊張型頭痛に対して、鍼を使って硬くなった筋肉をほぐし、血流を改善することで痛みを軽減します。
②自律神経を整える
ツボを刺激することで、副交感神経を活性化し、ストレスを緩和する効果もあります。
片頭痛にも鍼灸は有効とされています。
片頭痛は血管の拡張が関係しているため、鍼によって血流を調整し、発作の頻度や強度を抑えることが期待できます。さらに、ホルモンバランスを整える効果もあり、特に女性の月経に関連した頭痛にも適しています。
また、慢性的な頭痛は自律神経の乱れが関与していることが多く、鍼灸治療によって全身の気血の流れを整え、自律神経を調整することで、根本的な改善を目指すことができます。
『頭痛に効果的なツボ』
百会(ひゃくえ):頭のてっぺんに位置します。
頭痛全般・自律神経調整・ストレス緩和が期待できます。
太陽(たいよう):こめかみの少し外側に位置します。
片頭痛・目の疲れ・ストレス解消が期待できます。
合谷(ごうこく):手の甲の人差し指と親指の間のくぼみに位置します。
頭痛全般・眼精疲労・ストレス緩和が期待できます。
【骨格矯正】
①筋肉の緊張を緩和
姿勢の乱れや骨格の歪みがあると、首や肩の筋肉の硬直によって血流が悪化し、筋肉内に老廃物が蓄積することで頭痛が発症します。
骨格を整えることで筋肉の緊張を解消し、頭痛のリスクを軽減させます。
②神経圧迫を解消
頚椎がズレて歪んでいると、その周辺の神経を圧迫することがあります。
特に後頭神経(大後頭神経・小後頭神経)が圧迫されると後頭部~側頭部にかけて痛みが現れます。
③血流とリンパの流れを促進
頚椎に歪みがあると、脳へ血液を送る椎骨動脈や頸動脈の血流が悪くなり、片頭痛やめまいの原因になります。
老廃物を流すリンパが詰まってしまうと、頭がむくんでしまい広い範囲で血管を圧迫し頭痛発症に繋がります。
これらの「詰まり」が矯正で解消されることで頭痛が軽減されます。
【超音波】
超音波(ハイボルテージ)は、超音波と電気刺激を組み合わせ、筋肉や神経の痛みにアプローチします。これにより、痛みの信号を遮断し、深部組織の回復を促進します。頭痛の原因となる筋肉の緊張や血流の改善に効果的です。
【肩甲骨はがし】
肩甲骨はがし施術は、背中側に位置する肩甲骨の可動域を改善させ、肩甲骨周辺の筋肉を緩めることが出来ます。
首や肩などの筋肉が緩まると血行が促進されるので、頭痛のリスクも軽減されます。
これらの治療法は、副作用が少なく、体に優しいとされています。しかし、効果には個人差があり、症状や体質によって適切な方法が異なりますので、一人ひとりにあった施術をご提案いたします。
薬に頼らないこれらのアプローチは、体の根本的な改善を目指すものであり、日常生活の質を向上させる可能性があります。
継続的なケアと生活習慣の見直しを組み合わせることで、より良い健康状態を維持することが期待できます。
Q&A|北大路東洋鍼灸整骨院
Q:頭痛薬を長期間服用していますが、今からでも薬に頼らず改善させることは可能でしょうか?
A:はい、可能です!
症状の重さや服用頻度・期間によっても改善までにかかる期間は変わりますが、体質などもありますので一人ひとりに合わせた施術でいつからでも始められますよ♪
Q:頭痛には鍼灸が効くと友人から勧められましたが、先端恐怖症で受けられそうにありません。鍼灸以外でも頭痛は解消できますか?
A:できます!
鍼灸以外にも骨格矯正・超音波・肩甲骨はがし・ストレッチ・オイルマッサージなど、豊富な施術で頑固な頭痛も解消できますよ♪