こんにちは！

 

 

北大路東洋鍼灸整骨院の柔道整復師、鍼灸師の伊藤です！！

 

 

今回は、五十肩とは？について説明しますね！

 

 

五十肩とは？

 

 

「五十肩（ごじゅうかた）」とは、正式には**肩関節周囲炎（かたかんせつしゅういえん）**と呼ばれ、肩の関節を構成する筋肉や腱、関節包などが炎症を起こし、**肩の痛みや動かしづらさ（可動域制限）**が現れる疾患です。

 

 

名前の通り、40〜60歳代に多く発症することから“五十肩”と呼ばれています。

 

五十肩の症状は、「急に腕を上げられなくなった」「髪を結ぶ・服を脱ぐ動作で激痛が走る」「夜寝ると肩がズキズキして眠れない」といった形で現れます。

 

特に夜間痛（夜に強く痛む症状）は五十肩の特徴的な症状のひとつです。

 

五十肩は、単なる「肩こり」とは異なり、肩関節内部の構造物（関節包や腱板など）に炎症や癒着が起きている状態です。

 

放置して自然に治るケースもありますが、回復までに1〜2年かかることもあり、適切な治療とリハビリを行うことで、痛みの軽減・可動域の回復を早めることが可能です。

 

 

◆ 五十肩と似ているが異なる疾患

 

五十肩と混同されやすい症状には、以下のようなものがあります。

• 腱板損傷（けんばんそんしょう）
  　→ 肩の腱が断裂している状態。中高年に多く、五十肩と似た痛みが出るが、治療方針が異なる。
• 石灰沈着性腱板炎
  　→ 腱板にカルシウムが沈着して炎症を起こす。急激な痛みが特徴。
• 頚椎症
  　→ 首の神経圧迫によって肩や腕が痛む。肩関節の動きそのものではなく、神経由来の痛み。

 

北大路東洋鍼灸整骨院では、これらの疾患を丁寧に鑑別し、五十肩に特化した施術を提供しています。

 

 

五十肩の原因

 

五十肩の原因は一つではなく、加齢による組織の変性・血流不良・生活習慣の影響・姿勢の崩れなど、複数の要因が重なって起こります。

 

 

◆ 加齢による組織の変化

 

40〜60歳になると、肩関節周囲の筋肉や腱（特に腱板）、関節包、靱帯などの柔軟性が低下します。

 

血流も悪くなるため、組織が傷つきやすく、修復力も低下します。

 

その結果、肩を動かすたびに小さな炎症が起こり、それが慢性的な炎症へと発展していきます。

 

◆ 肩の使いすぎ・使わなすぎ

• デスクワークやスマートフォン操作の増加により、肩を動かす機会が減る
• 反対に、力仕事や家事などで片側の肩ばかり使う
  このようなアンバランスな使用も、肩の筋肉や腱に負担をかけ、五十肩を引き起こします。

 

特に「動かさない時間が長い」と、関節包が縮こまり、**肩の可動域が制限されてしまう（拘縮）**ため、痛みと動かしづらさが強くなります。

 

◆ 姿勢の悪化

 

現代では、パソコン・スマートフォンの使用時間が長くなり、猫背や巻き肩の方が非常に増えています。

 

このような姿勢は肩甲骨の動きを制限し、肩関節に余計な負担をかけます。

 

結果として、肩の可動域が狭くなり、炎症が起こりやすい状態になります。

 

◆ 血行不良と冷え

 

肩周囲の血流が悪くなると、酸素や栄養が筋肉・腱に届きにくくなります。

 

これにより、老廃物が溜まり炎症が長引くことがあります。

 

特に冷え性の方や、冷房環境で長時間過ごす方は注意が必要です。

 

◆ ストレス・自律神経の乱れ

 

意外に見落とされがちなのが、ストレスによる自律神経の乱れです。

 

交感神経が優位になると、筋肉は緊張し、血流が悪くなります。

 

これが肩の慢性的なこりや炎症を引き起こす要因となるのです。

 

五十肩に対する施術

 

〜北大路東洋鍼灸整骨院のアプローチ〜

 

当院では、五十肩を「炎症期」「凍結期」「回復期」の3段階に分けて考え、それぞれの段階に最適な施術を行います。

 

◆ 第1段階：炎症期（急性期）

● 症状：

• 肩を動かすと鋭い痛みが走る
• 夜にズキズキして眠れない
• 動かすと痛くて服を着替えるのもつらい

 

この時期は無理に動かさず、炎症を鎮めることが最優先です。

 

● 当院の施術：

• ハイボルテージ電気療法
  　→ 炎症部位の奥まで電流を届け、痛みの原因となる神経を鎮静化。鎮痛効果・消炎効果が高い施術です。

 

• 鍼灸施術
  　→ 鍼で炎症部位やトリガーポイントを刺激し、血流を改善。自己治癒力を高め、痛みを和らげます。
  　特に五十肩では「肩井」「肩髃」「天宗」「曲池」などのツボを使用します。

 

• 冷却・固定
  　→ 強い炎症がある場合は、患部を冷やし安静を保ち、必要に応じてテーピングで固定します。

 

 

◆ 第2段階：凍結期（拘縮期）

● 症状：

• 痛みはやや落ち着くが、肩が動かない
• 腕を上げようとしても途中で止まる
• 後ろに手が回らない、結帯動作が困難

この時期は、関節包や筋肉が固まってしまう「拘縮（こうしゅく）」を防ぐことが鍵です。

 

● 当院の施術：

• 温熱療法
  　→ ホットパックなどで深部を温め、血流促進・筋肉の柔軟性を改善します。
• 鍼灸＋手技療法
  　→ 硬くなった筋肉をほぐし、可動域を少しずつ回復させます。
  　鍼で深部の緊張を緩め、手技で表層筋を丁寧に解します。
• 肩甲骨可動域訓練
  　→ 肩甲骨の動きを出すことで、肩関節の負担を軽減します。
  　自宅でもできる簡単な運動を指導し、リハビリの継続をサポートします。

 

 

◆ 第3段階：回復期

 

● 症状：

• 痛みが減り、肩を動かせるようになる
• しかし、動かしにくさや違和感が残る

 

この時期は、再発防止と筋力回復が中心です。

 

● 当院の施術：

• ストレッチ・関節モビライゼーション
  　→ 関節包の柔軟性を回復させ、スムーズに動かせるようにします。
• 鍼灸＋運動療法
  　→ 鍼で血流を促進しながら、インナーマッスル（肩の安定筋群）を鍛える運動を指導します。
• 日常生活指導
  　→ 姿勢の改善、ストレッチ習慣、冷え対策、睡眠環境など、生活全体を整えるサポートを行います。
• 

 

 

◆ 北大路東洋鍼灸整骨院の特徴

 

1. 鍼灸と整骨の融合施術
   　→ 西洋医学（構造・筋肉）と東洋医学（経絡・気血）の両面からアプローチ。
   　痛みの根本改善を目指します。
2. 一人ひとりの症状に合わせたオーダーメイド施術
   　→ 発症時期・痛みの強さ・生活環境を丁寧にヒアリング。
   　その方に最も適した治療プランを提案します。
3. 再発予防のリハビリ指導
   　→ 肩の可動域訓練・姿勢矯正・ストレッチ指導で再発を防止。
   　「治す」だけでなく「戻らない身体づくり」をサポートします。

 

 

 

五十肩は、放っておいても「いずれ治る」と言われることがあります。

 

しかし実際には、1年以上痛みや動かしづらさに悩む方が多く、日常生活にも大きな支障をきたすことが少なくありません。

 

「肩を上げるだけで痛い」「寝返りで肩がズキッとする」「後ろに手が回らない」

 

そんな症状が出ている場合は、早期に専門的な治療を受けることが大切です。

 

北大路東洋鍼灸整骨院では、五十肩専門の施術プログラムを用意し、鍼灸・手技・運動療法を組み合わせて、痛みの軽減から可動域の回復までトータルサポートしています。

 

どんなに軽い痛みでも、早めにケアを始めることで、重症化を防ぎ、回復期間を大幅に短縮できます。

 

五十肩でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

 

【このような症状でお困りではありませんか？】

• 腕を上げると肩がズキッと痛む
• 夜に肩がうずいて眠れない
• 洋服の着脱がつらい
• 髪を結ぶ・背中に手を回す動作ができない
• 長期間肩の可動域が戻らない

 

これらはすべて五十肩のサインです。

 

放置せず、北大路東洋鍼灸整骨院の専門施術で改善を目指しましょう。

 

 

予約やお問い合わせは【電話・LINE・Web予約】から可能です。お気軽にご連絡ください！

 

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