こんにちは！

 

 

北大路東洋鍼灸整骨院の柔道整復師、鍼灸師の伊藤です！！

 

今回は逆子のことについてお伝えしますね！

 

 

逆子とは？

 

 

妊娠中期から後期にかけて、定期健診で「逆子」と言われて不安を感じる方は多いのではないでしょうか。

 

「逆子（さかご）」とは、赤ちゃんの頭が上、足やお尻が下を向いている状態を指します。

 

医学的には「骨盤位」と呼ばれ、通常の頭位（赤ちゃんの頭が下を向いている状態）とは反対の姿勢になります。

 

通常、妊娠30週前後までは赤ちゃんが羊水の中を自由に動き回っているため、逆子になっていても自然に戻ることが多いです。しかし、32週を過ぎても逆子のままでいる場合、「このままだと帝王切開になるかもしれない」と医師から説明を受ける方も少なくありません。

 

ただし、逆子は「異常」ではありません。

 

赤ちゃんが自分にとって居心地の良い姿勢を取っているだけのことも多く、焦る必要はありません。

 

大切なのは「母体の血流や冷え、体の歪みを整えて、赤ちゃんが回りやすい環境をつくること」です。

 

北大路東洋鍼灸整骨院では、この「赤ちゃんが自然と回る環境づくり」を目的に、東洋医学の観点から体質を整える逆子のお灸施術を行っています。

 

 

逆子の原因（下半身の冷え）

 

●東洋医学でみる逆子の原因

 

東洋医学では、逆子の原因を単に「赤ちゃんの位置の問題」とは考えません。

 

「母体の気・血（きけつ）のめぐり」「冷え」「骨盤の歪み」「ストレス」など、母体の状態が赤ちゃんの姿勢に影響すると考えます。

 

特に重要なのが「下半身の冷え」です。

 

妊娠中はホルモンの変化や体重の増加により、血流が滞りやすくなります。お腹が大きくなることで下半身の血液やリンパの流れが悪くなり、冷えが起こりやすい状態になります。

 

東洋医学的には、「冷え」は“気血の滞り”を意味します。

 

下半身が冷えると、骨盤内の血流も悪くなり、子宮の中の温度が下がります。すると赤ちゃんが「居心地の悪さ」を感じて、自然に動こうとしても方向転換が難しくなります。

 

●冷えが引き起こす悪循環

 

下半身が冷えると、次のような悪循環が起こります。

 

1. 血流の滞り → 子宮や胎盤への血液供給が減る
2. 酸素や栄養不足 → 赤ちゃんの動きが鈍くなる
3. 母体の筋緊張 → 骨盤周囲が固くなり赤ちゃんが回りづらい
4. さらに冷える → 冷えが慢性化する

 

この悪循環を断ち切るためには、体の内側から温め、血流を改善していくことが重要です。

 

冷えを改善し、子宮環境を整えることで、赤ちゃんは自然と回りやすくなります。

 

●冷えを招く生活習慣

 

妊娠中は体が敏感になり、少しの習慣が冷えを招く原因になることがあります。

 

• 足首やお腹を冷やす服装
• 冷たい飲み物・食べ物の摂取
• 長時間の同じ姿勢（デスクワークや立ち仕事）
• ストレスによる自律神経の乱れ
• 運動不足による血行不良

 

特に「足首の冷え」は骨盤内の冷えに直結します。

 

足首は“体温の出口”とも呼ばれ、ここが冷えると体全体の熱が逃げてしまうのです。

 

北大路東洋鍼灸整骨院では、こうした生活習慣を見直しながら、お灸によって根本的に体を温めていく施術を行います。

 

 

③逆子に対する灸施術

 

●お灸による逆子改善の考え方

 

東洋医学では「冷えを取り、血流を促し、子宮を温める」ことが逆子改善の基本です。

 

お灸は、その目的に非常に適した施術です。

 

お灸で使用する「もぐさ」は、よもぎの葉から作られ、体を芯から温める作用を持ちます。

 

皮膚のツボを温熱刺激することで血流が改善し、自律神経が整い、体の緊張が緩和します。

これにより、子宮が柔らかくなり、赤ちゃんが回りやすい環境が整うのです。

 

●逆子に対して使用する代表的なツボ

 

北大路東洋鍼灸整骨院での逆子施術では、主に以下のツボを使用します。

 

①至陰（しいん）

足の小指の外側にあるツボで、逆子灸で最も有名なツボです。

このツボにお灸を行うことで、骨盤内の血流が促進され、子宮が温まります。

多くの症例で、至陰への刺激で赤ちゃんが回り始めたという報告があります。

 

②三陰交（さんいんこう）

足の内くるぶしの上にあるツボで、女性特有の症状（冷え・生理痛・不妊など）にもよく使われます。

このツボを温めることで、下半身全体の血流が良くなり、骨盤周りの筋肉も緩みます。

 

③関元（かんげん）

おへその下にあるツボで、子宮の働きを高め、体の中心を温めます。

ここに温灸を行うことで、全身の血流が改善し、冷えの根本改善につながります。

 

 

●施術の流れ

 

1. カウンセリング
   妊娠週数・体調・冷えの有無・生活習慣などを丁寧に確認します。
   逆子の状態によっては、無理な施術を行わず、母体と赤ちゃんの安全を最優先にします。
2. 体の状態確認
   骨盤の歪み・姿勢・足の冷え・脈・舌などをチェックします。
   東洋医学的な体質診断に基づき、最適なツボを選定します。
3. お灸施術
   もぐさを使って優しく温める「台座灸」も使用します。
   心地よい温かさでリラックスでき、寝ている間に体がポカポカしてくる感覚を感じる方も多いです。
4. セルフケア指導
   自宅でもできる簡単なお灸や温活法をお伝えします。
   「いつ」「どこに」「どのくらい」お灸をすれば良いか、妊婦さんの体調に合わせて指導します。

 

●逆子灸の施術タイミング

 

逆子施術は28週〜34週頃が最も効果的とされています。

 

この時期は赤ちゃんの動きが活発で、体位が変わりやすいためです。

 

もちろん、35週以降でも回る可能性はありますが、早めに始める方が効果的です。

 

実際に北大路東洋鍼灸整骨院でも、30週前後から施術を開始し、数回で回転した例も多くあります。

 

●施術後の変化

 

施術を受けた多くの妊婦さんから、以下のような変化を感じたという声をいただいています。

• 手足の冷えが減った
• お腹の張りが和らいだ
• 睡眠の質が良くなった
• 便通が改善した
• お腹の中で赤ちゃんがよく動くようになった

 

これらの変化は「血流が整い、赤ちゃんが動きやすくなっているサイン」です。

 

単に「逆子を戻すため」だけでなく、「お母さんと赤ちゃんの体を整える施術」こそが、北大路東洋鍼灸整骨院の逆子灸の目的です。

 

 

④「帝王切開になるかも…」と不安に感じている方へ。

 

逆子は決して珍しいことではありませんし、適切にケアをすれば自然に戻るケースも多くあります。

 

北大路東洋鍼灸整骨院では、国家資格を持つ鍼灸師が妊婦さんの体調を丁寧に確認しながら、安全に行えるお灸施術を提供しています。

 

「逆子をなんとかしたい」「冷えを改善したい」「お腹が張りやすい」などのお悩みがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

体を整えることで、赤ちゃんが自然に動ける環境を一緒につくっていきましょう。

 

京都市北区の地域密着型整骨院として、多くの妊婦さんにご来院いただいています。

電話・LINE・WEB予約すべて対応しております。

「妊娠中の逆子で悩んでいる」

「冷えがつらい」

そんな方は、まずはお気軽にご相談ください。

 

予約やお問い合わせは【電話・LINE・Web予約】から可能です。

 

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