ジョーンズ骨折
- 足の小指側が痛い
- 足先が腫れている
- 歩くと足の小指側に体重がかけられない
ジョーンズ骨折のメカニズム|北大路東洋鍼灸整骨院
ジョーンズ骨折は、第5中足骨(足の外側の小指側)に起こる骨折で、スポーツ選手や活動的な人によく見られる骨折です。この骨折は特に治りにくく、再発しやすいという特徴があります。
ジョーンズ骨折発生のメカニズムはいくつかあります。
1. 内反ストレス(足が内側にねじれる動き)
多くの場合、足が内側に強くひねられた(内反)状態で外側に力が加わることで発生します。
例:ジャンプからの着地、サッカーやバスケットボールでの急な方向転換、つまずきなど。
2. 骨の構造的弱点
第5中足骨の基部には血流が乏しい「血行不良ゾーン」があります。この部分は骨の癒合(治癒)が遅れやすく、骨折が起こりやすく、治りにくいです。
この領域で、ジョーンズ骨折が発生します。
3. 筋肉と腱の牽引
・第5中足骨基部には腓骨筋(短腓骨筋)の腱が付着しています。この筋肉の急激な収縮が骨を牽引し、骨折を引き起こすことがあります。
4. 反復的ストレス(疲労骨折の形)
・長距離走者やバレエダンサーのように、繰り返し足部に負荷がかかる人では、慢性的な微小外力の蓄積により疲労骨折として発症することもあります。
ジョーンズ骨折の原因|北大路東洋鍼灸整骨院
1. 急性外傷
最も多い発生原因で、具体的には、ジャンプの着地や足を捻った瞬間に、足の外側(小指側)に強い力が加わることによって発生します。
・バスケットボール、バレーボール、サッカーなどでの着地や切り返し動作
・足を「ぐねる」(内反捻挫)ときに発生
・階段や段差で踏み外すなど、足を不自然にひねったとき
2. 反復的ストレス(疲労骨折)
スポーツや運動での繰り返しの負荷により、骨に微細な損傷が蓄積し、やがて骨折に至る可能性があります。
・ランニングや長距離走
・バレエやダンス
・硬い地面でのトレーニング
3. 解剖学的要因・個人の素因
・血流が乏しい部位であるため、骨の強度がもともと弱くなっている。
・偏平足や過回内(かかとが内側に傾いている)など、足の形状が影響することも。
・骨粗鬆症、栄養不足、ビタミンD欠乏などもリスクになります。
ジョーンズ骨折の施術|北大路東洋鍼灸整骨院
ジョーンズ骨折に対して北大路東洋鍼灸整骨院では、
炎症や腫脹、痛みに対して超音波や鍼灸といった施術で改善を目指します。
超音波施術は振動と電気刺激を組み合わせてアプローチし、深部のマッサージ効果や血流促進、痛みを和らげる効果が期待できます。
鍼灸施術は鍼やお灸を使用し、筋肉やツボに刺激を入れます。
ツボにアプローチすることによって血流促進、痛みの緩和、筋肉の弛緩などの効果が期待できます。
Q&A|北大路東洋鍼灸整骨院
Q.捻挫とどう違うの?
A.捻挫は靱帯の損傷ですが、ジョーンズ骨折は骨自体の損傷です。痛む場所や腫れは似ていますが、骨折では体重をかけると鋭い痛みがあり、骨の圧痛が特徴です。
Q.再発のリスクは?
A.高いです。特に治癒が不完全なまま運動を再開すると再骨折の危険性が高くなります。
Q.放置するとどうなりますか?
A.「偽関節」(骨がつかない状態)になる可能性があります。慢性的な痛みや、運動制限、手術が必要になることもあります。