内側側副靱帯損傷
- 膝の内側が痛い
- 膝の曲げ伸ばしがしにくい
- 膝関節が腫れている
内側側副靱帯損傷のメカニズム|北大路東洋鍼灸整骨院
内側側副靱帯損傷のメカニズムは、主に膝関節に対する外反ストレス(膝が内側に押される力)によって起こります。
最も多いのが外反ストレス(膝の外からの力)によって起こるものです。
膝が内側に曲がるように押されることによって内側の靭帯に大きな伸長力がかかります。
他にも膝の捻転(ねじれ)動作も大きな負担になります。
特に足が地面に固定された状態で、体を捻る動きは内側側副靱帯に大きなストレスになり、損傷の原因になります。
外傷以外にも過度な伸展や屈曲などの動きで損傷することもあります。
接触のないケガでも、ジャンプの着地ミスなどで急激に膝が外反+回旋すると、内側側副靱帯損傷が起こることがあります。
内側側副靱帯損傷は損傷の程度によって3段階に分類されます
・ I度損傷(軽度):靱帯が伸びているが断裂はない。
・ II度損傷(中等度):部分断裂。
・ III度損傷(重度):完全断裂。
内側側副靱帯損傷の原因|北大路東洋鍼灸整骨院
内側側副靱帯損傷の原因は、
・外傷によるもの(最も一般的)
・非接触型の原因
・オーバーユース(繰り返し・使いすぎ)
などがあります。
外傷性の原因(最も一般的)
● 膝の外側からの衝撃(外反ストレス)
相手選手や物体による直接的な打撲・衝突によって、膝が内側に押し込まれることで、内側側副靱帯に強い力がかかることによって引き起こされます。
例
・サッカーでのスライディングタックル
・ラグビーでの横からのタックル
・アメリカンフットボールでのコンタクト
非接触方の原因(自分の動きによる)
● 急な方向転換・ジャンプの着地ミスなど
足が地面に固定された状態で、膝に内側へのひねり+外反ストレスが加わることによって起こります。
接触がなくても、バランスを崩したり急ブレーキで内側側副靱帯に負荷がかかります。
例
・バスケの着地ミス
・スキーのエッジが引っかかって転倒
・テニスでの切り返し動作
オーバーユース(繰り返しの微小外傷)
●比較的まれですが、長期にわたる過剰な外反ストレスや不適切なフォームでの運動により、内側側副靱帯に徐々に損傷がたまることがあります。
例
・柔道やレスリングの長時間練習
・サッカー選手の繰り返される接触プレー
その他の要因(リスクを高めるもの)
• 関節の不安定性(特に股関節や足関節)
• O脚傾向(膝の構造的問題)
• 筋力バランスの崩れ(特に内転筋や大腿四頭筋の弱化)
• 不適切な靴、柔らかすぎるグラウンド
内側側副靱帯損傷の施術|北大路東洋鍼灸整骨院
内側側副靱帯損傷の施術としては、
・痛みや腫れを抑える
・膝関節の可動域を広げる
・膝関節の安定性を出す
などが必要になってきます。
北大路東洋鍼灸整骨院では
鍼灸施術や超音波施術によって痛みや腫れを抑え、膝関節を支える筋肉や靭帯の安定性を出していきます。
また、体の歪みや姿勢による膝関節の負担を減らしていくために、骨盤矯正で体のバランスを整えて症状を根本から施術していきます。
Q&A|北大路東洋鍼灸整骨院
再発のリスクはありますか?
適切なリハビリを行えば再発リスクは低くなります。
しかし、早期に復帰しすぎたり、筋力やバランスが不十分なままだと再発の可能性があります。
内側側副靱帯損傷で手術が必要になるのはどんなときですか?
III度損傷(完全断裂)で不安定性が強い場合や、前十字靭帯損傷などを合併している場合に手術が考慮されます。単独の内側側副靱帯損傷は基本的に手術なしで治療されます。
スポーツ復帰はいつから可能ですか?
原則として、以下の条件が揃ったときです
・痛みがなくなっている
・可動域が完全に回復
・筋力が健側と同等レベル
・スポーツ特異的動作に不安がない