有痛性外脛骨障害
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内側のくるぶしが痛む
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歩行や運動時に痛くなる
- 靴が当たると痛くなる
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足がだるくなりやすい
有痛性外脛骨障害のメカニズム|北大路東洋鍼灸整骨院
外脛骨というのは、足首の内側にできる副骨(過剰骨)で、先天的に存在するものになります。
人口の約10〜15%の人に見られますが、そのほとんどが無症状です。
しかし、なんらかの理由によって痛みや腫れなどといった症状が出てくることがあります。
①筋肉によるストレス
外脛骨には後脛骨筋という筋肉が付着しています。後脛骨筋は足首の運動に多く関与しているため、運動時や歩行の時間が長くなると症状が出てくることがあります。
②体のバランスの乱れや扁平足
多くの場合、扁平足(足のアーチの低下)が背景にあり、後脛骨筋に過負荷がかかっている。
また、足部が外側に回る(足首の内側が広がる)と、後脛骨筋が過剰に働く → その牽引で外脛骨部に炎症が生じやすくなります。
有痛性外脛骨障害の原因|北大路東洋鍼灸整骨院
有痛性外脛骨障害にはいくつかの原因があります。
1. 過剰な牽引力(筋肉の引っ張り)
・外脛骨には後脛骨筋が付着しています。歩行や走行、ジャンプなどでこの後脛骨筋が繰り返し使われると、筋の付着部分が引っ張られて炎症を起こしやすくなります。
・特に成長期やスポーツをする子どもに多いです。
2. 扁平足(へんぺいそく)
・足のアーチ(内側縦アーチ)が低下していると、足が内側に倒れやすく(過回内)、後脛骨筋に負担が増加。
→結果として、外脛骨への牽引ストレスが強くなり、炎症や痛みを引き起こします。
3. 外傷や使いすぎ(overuse)
・転倒や足を強くひねった後、あるいは新しい運動を始めた際に急激に負担がかかることで発症する場合もあります。
・部活動の開始直後、ハードな練習量の増加時期などに痛みが出やすいです。
5. 靴の不適合や足の使い方の癖
・足に合わない靴(サポート性のないもの、内側が柔らかすぎるもの)を使うと、足部が不安定になり負荷が集中。
・足を内側に傾ける癖も外脛骨部に悪影響を与えます。
有痛性外脛骨障害の施術|北大路東洋鍼灸整骨院
有痛性外脛骨障害は筋肉の硬さや体のバランスが乱れることが発症の原因になることがあります。
筋肉の硬さや痛みなどの症状には超音波や鍼灸といった施術で症状改善を目指します。
体のバランスや歪みに対しては骨盤矯正で整えていきます。
Q&A|北大路東洋鍼灸整骨院
・外脛骨がある人は必ず痛くなるの?
必ず痛みが出るわけではありません。ほとんどの方が無症状です。
・再発の可能性は?
扁平足やアーチの低下などの発症のリスクが続くと、再発の可能性はあります。
・スポーツは続けても大丈夫?
痛みの程度によります!
軽い痛みなら、運動量を調整しつつ継続可能です。
しかし、明らかな痛み・腫れがある場合は、一時的に休止し、炎症が治まってから再開するのが安全です。
無理に続けると、慢性化や他の部位への負担につながります。