膝蓋骨骨折
- 膝の前が痛む
- 膝が腫れている
- 膝の曲げ伸ばしができない
- 立つことが難しい
- 膝に力が入らない
膝蓋骨骨折のメカニズム|北大路東洋鍼灸整骨院
① 直接的な外力によるもの(直達外力)
膝蓋骨骨折の最も多い原因です。
・転倒して膝を地面や硬い物に強打する
・交通事故などでダッシュボードに膝がぶつかる
このとき膝蓋骨に垂直方向の強い力がかかり、骨が砕けたり、縦・横に割れることがあります。
→ 粉砕骨折や横骨折が多く見られます。
② 間接的な外力によるもの(介達外力)
大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)が急激に収縮したときに、膝蓋骨が引っ張られて折れるもの。
・ジャンプの着地時
・つまづいたときに足を支えようとして筋肉が急収縮
この場合、膝蓋骨の中央あたりで横に折れる(横骨折)が典型的です。
③ 病的骨折(骨がもろくなっている場合)
・骨粗鬆症
・慢性の関節リウマチ
・ステロイド長期使用など
・高齢者でよく転倒する
・骨粗鬆症と診断されている
・運動不足で太ももの筋力は弱い
・膝を以前に怪我したことがある
・よく膝をぶつける(介護・育児・運転など)
などが思い当たる方は注意が必要です!!
膝蓋骨骨折の施術|北大路東洋鍼灸整骨院
骨折後すぐは病院で診てもらう必要があります。
その後の骨折による後療やリハビリとして施術を行っていきます。
痛みや可動域制限の残っている患部に対しては「超音波」や「鍼灸」を行っていきます。
膝関節は体の歪みやバランスの影響も強く受けます。そのため体のバランスを整えるために「矯正治療」を行うこともあります。
Q&A|北大路東洋鍼灸整骨院
Q.骨がついた後も痛みが続くのはなぜ?
A. 骨はついていても、
・軟部組織(腱・靭帯)のダメージ
・膝蓋大腿関節のこすれ(膝前面痛)
・筋力低下や可動域制限
などがあると痛みが残ることがあります。
Q.膝がちゃんと伸びるようになりますか?
A. 適切な治療とリハビリを行えば、多くのケースで元のように伸ばせるようになります。
ただし、
・リハビリ不足
・骨片の癒合不良
などがあると可動域制限が残ることがあります。
Q .膝蓋骨骨折は手術になりますか?
A. 骨折の種類によります。
・骨がずれていない(非転位)骨折
→ 保存療法(ギプス・装具固定)で対応可能
・骨がずれている(転位)骨折や粉砕骨折
→ 手術(ワイヤーやボルト固定)が必要です